三菱伸銅株式会社(取締役社長:堀 和雅、資本金87億円)は、国内外ユーザーからの板製品へのニーズ増加に対応するべく、大阪府堺市の三宝製作所における板製品の生産能力増強を進めております。
具体的には、熱間圧延機に関し、一部の製品について冷間圧延または温間圧延へ技術応用し、熱間圧延ラインが持つポテンシャルを最大限に高めております。
また、熱間圧延設備はすでに制御関係の全更新とミルモーターの交流化更新を完了し、厚物レベラーラインの能力向上と併せて、増産と安定生産への準備を終えております。
加えて後工程に大型切断機と大型マシニングセンタを導入することで、板製品の生産能力を従来比で20%向上させました。
今後は、形状制御技術の向上や、板製品製造ラインの大幅なレイアウト変更、更にはIoT・AIを活用した予知保全や生産管理技術を導入し、高機能・高性能板製品の生産能力増強と品質レベルの向上を進める計画でおります。