三菱マテリアル銅加工事業

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三菱伸銅 台湾最大手に技術供与

三菱伸銅台湾社に技術供与
車部品の現地調達化に対応

三菱伸銅(本社・東京都品川区、社長・橋田隆雄氏)は29日、台湾最大手の伸銅メーカーである第一伸銅科技股分有限公司に端子コネクタ用銅合金条「MAX126」の製造販売に関するライセンスを供与したと発表した。

MAX126は国内で車載端子向けとして販売実績を積んできたが、客先の現地調達化の求めに応じて海外でのライセンス供与を決めた。今後は成長が見込まれる新興国市場で、自動車部品の現地調達化に対応することで銅合金のグローバル化を図っていく考えだ。

MAX126は09年に開発。コルソン合金特有の強度・曲げ加工性、高温化でもばね性が落ちない応力緩和特性に優れているが、従来のコルソン合金に比べてニッケル量を減らし生産プロセスを簡素化することで1~2割安いことが特徴。

今年から台湾から中国への輸出が無税となっており、中国での国内採用で大きなコストダウンになる。現在三菱伸銅の指導で第一伸銅科技が試作を進めている段階。早ければ来年春には量産化のめどがつく見通しだ。

三菱伸銅ではこれまでに車載部品の信頼性を高めるリフロー錫メッキについても第一伸銅科技に技術を供与している。今後第一伸銅科技ではめっき材として同合金を供給することが可能になる。
(11月30日付 鉄鋼新聞)


三菱伸銅 台湾最大手に特許供与 端子コネクター用銅合金

三菱伸銅は29日、台湾の伸銅最大手の第一伸銅科技股扮(ファーストカッパーテクノロジー)に対し、端子コネクター用銅合金「MAX126」の条製品の製造・販売ライセンスを供与したと発表した。新興国市場での自動車部品の現地調達に対応し、合金のグロ一バル化を図る。

「MAX126」は車載端子用銅合金として国内販売を行ってきたがこのほど海外の現地調達ニーズに応えるため、技術供与に踏み切った。第一伸銅は台湾最大の伸銅圧延メ一カーで、生産規模は月3000トン。 三菱伸銅はこれまで第一伸銅に対し、車載部品には不可欠なリフ口一錫めっきの技術を供与してきたが、今回のライセンス供与で、「MAX126」のめっき材までの現地一貫生産が可能となる。同合金のライセンス供与は国内外を含めても初めて。三菱伸銅は自動車向け端子用のコルソン合金(銅―ニッケル―シリコン系)、の国内最大手。「MAX126」は「MAX375」「MAX251」に次ぐ合金として2009年に開発された。強度・曲げ加工性・ばね性を維持しながら、従来のコルソン合金に比べてニッケル成分を減らして製造プロセスを簡素化し、コストを1~2割安くした。現在の生産量は月10トン程度。今年に入り、台湾から中国への輸出が無税となり、中国国内での採用は大きなコストダウンとなる。現在、三菱伸銅の指導により試作中で、早ければ来年春に量産化のめどが付く予定。
(11月30日 産業新聞)

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