三菱マテリアル銅加工事業

三菱マテリアル銅加工事業

English

PRODUCTS INFORMATION

製品情報

C151高導電性銅合金

規格番号
CDA
C15100(C151,C151S)

C151

無酸素銅同等の導電率と強度、耐熱性のバランスが優れたハイパワー系リードフレーム用銅合金。

合金の位置付け

C151は純銅に0.1%のジルコニウムを添加した銅合金です。単純な成分で高導電率を維持しつつ、強度と耐熱性を向上させることに成功しました。

主な特長

  1. 電気および熱電伝導性が極めて良好です。
  2. 純銅に対し20%高い強度を有しています。
  3. 耐熱性に優れています。
  4. 非磁性です。
  5. 表面光沢や耐ウィスカー性に優れるリフローSnめっきも可能です。

主な用途

ICリードフレーム、トランジスタ用リードフレーム、各種半導体パッケージ放熱板等
自動車用端子・コネクター、ジャンクションボックス、バスバー、大電流を必要とする導電部品

バスバー
高圧用端子
高圧用ハーネス(端子材)

化学成分

C151の化学成分は以下の通りです。
単純成分ですので導電性に優れています。

(重量%)

Zr Cu
0.1
※ 不可避不純物および微量添加元素を含む

物理的性質

C151の物理的性質は以下の通りです。

特性 代表値
比重(293K) 8.9
熱膨張係数
(×10-6/K:293~573K)
17.7
熱伝導率
(W/(m・K):293K)
360
体積抵抗率
(μΩm:293K)
0.018
導電率(%IACS:293K) 95
縦弾性係数(kN/mm:293K) 121

C151S

導電率と強度、耐熱性のバランスが優れた高導電性銅合金。製造工程の改良により強度と耐熱性をさらに高め、次世代自動車向け端子、バスバーに使用されています。

合金の位置付け

C151SはC151に特殊な製造工程を通すことでさらに高強度化したものです。

主な特長

  1. 単純成分系により高い導電率を有しています。
  2. 製造工程の改良により強度と耐応力緩和特性を向上させています。
  3. 電子部品の小型化、低発熱化に貢献できます。

主な用途

自動車用端子・コネクター、ジャンクションボックス、バスバー、大電流を必要とする導電部品

バスバー
高圧用端子
高圧用ハーネス(端子材)

化学成分

C151Sの化学成分は以下の通りです。
単純成分ですので導電性に優れています。

(重量%)

Zr Cu
0.1
※ 不可避不純物および微量添加元素を含む

物理的性質

C151Sの物理的性質は以下の通りです。

特性 代表値
比重 (293K) 8.9
熱膨張係数
(×10-6/K:293~573K)
17.7
熱伝導率
(W/(m・K):293K)
347
体積抵抗率
(μΩm:293K)
0.020
導電率(%IACS:293K) 88
縦弾性係数(kN/mm:293K) 121

耐応力緩和特性

右にC151Sの残留応力率を示します。

C151Sは、近年のハイブリット車、EV車等による大電流用途の電装部品(ジャンクションボックス等)の小型・軽量化に寄与する高い耐応力緩和特性を有しております。

暴露温度:150℃
曲げ方向:曲げ軸が圧延方向に直角
曲げ応力:0.2%耐力の80%

お問い合わせ先

圧延営業部

第二グループ TEL:03-5252-5202
第四グループ TEL:072-233-9240

押出線材営業部

第三グループ  TEL:072-233-9137

TOP
当サイトでは利便性向上およびマーケティング活動のために閲覧履歴(クッキー)を収取しています。サイトご利用にあたっては右のボタンよりご同意お願いいたします。
なお、この設定の変更は「ご利用にあたって」の「閲覧履歴の収集」から行えます。